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※当記事は公開情報をまとめた考察記事です。記載内容は執筆時点で確認できた情報に基づきます。
畑の一角が賑やかになってきた。じゃがいもだ。
今年で2年目になる。去年は市販の種芋から始めてキタアカリを育てて、初収穫のときにちょっと感動した。今年も同じキタアカリを植えた。違うのは、去年収穫したじゃがいもの一部を種芋として使ったこと。自分で育てたものをまた翌年につなげる、というのが地味に嬉しかった。
種芋から植えた、今年の春
種芋を植えるのは、植え付け前にひと手間かかる。
まず芋を適当な大きさに切って、切り口を乾かす。切り口が湿ったまま土に埋めると、そこから腐れが入りやすい。去年はこれを知らなくてちょっとひやりとしたので、今年は2〜3日しっかり乾燥させてから植えた。切り口に草木灰をまぶすとさらに腐れを防げるらしく、今年は試してみた。
植え付けの深さは10〜15cmが目安。間隔は30〜40cmほど空ける。狭いと芋が大きくならないし、広すぎると管理がしにくい。去年は感覚で植えてしまったけれど、今年はちゃんと測りながらやった。
土づくりは例年どおり、米ぬか堆肥を使っている。秋から仕込んで春に使う。今年も畑全体にすき込んでから苦土石灰で酸性を中和した。じゃがいもは酸性土壌だとそうか病が出やすいので、ここだけは毎年丁寧にやるようにしている。
植えてしばらくは何も見えない。土を掘っても何か起きているのかわからない。じゃがいも栽培で一番落ち着かない時間がここで、「本当に芽が出るのか?」と毎年思う。
葉が出揃って、畝らしくなってきた
でも今年もちゃんと出てきた。

この写真を見ると、ちゃんと行儀よく並んで育っているのがわかる。株間もそれなりに取れていて、去年よりは整然としている。葉の色も全体的に濃い緑で、いまのところ元気そうだ。
じゃがいもの葉は、育ってくると少しざらっとした手触りになる。細かい毛が生えていて、光の当たり方で白っぽく見えることがある。触るとちょっとべたっとするのも特徴で、最初は病気かと思って焦ったが、これが普通らしい。
下の葉が少し黄色くなっていた
近くで観察していたら、気になる点もあった。

株の下のほうの葉が、少し黄色くなっている。全体ではなく、主に根元に近い古い葉だ。
調べてみると、下葉の黄化はある程度正常な範囲内らしい。古い葉から順に枯れていくのは植物として自然なことで、上の新しい葉が元気なら心配しすぎなくていい、という記事をいくつか見た。ただし、黄化が上のほうまで広がってきたり、斑点が出てきたりしたら病気のサインの可能性がある。そのときは早めに対処が必要だ。
今のところ上部の葉は問題なさそうだったので、様子見にした。

こちらが上部の元気な葉。艶があって、葉脈がはっきり見える。この状態が続いてくれれば、収穫まで持っていけると思う。
テントウムシがいた
観察しながら葉をひっくり返していたら、テントウムシが1匹いた。

赤地に黒い斑点。サイズは5mmくらい。葉の上でじっとしていた。
テントウムシは益虫として知られていて、アブラムシを食べてくれる。じゃがいもはアブラムシがつきやすい野菜のひとつで、放っておくと葉が傷んで生育が悪くなる。テントウムシがいるということは、アブラムシが来ていて、それを食べにきた可能性が高い。
よく見たら、葉の付け根のあたりに小さな黄緑色の粒が集まっているのを発見した。アブラムシだった。数は多くなかったので、今回は指でこすり取って対処した。大量発生する前に気づけたのは、テントウムシのおかげかもしれない。
🐞 テントウムシと家庭菜園
- テントウムシはアブラムシを食べる益虫。畑に来たら歓迎してよい
- アブラムシを見つけたら、水で洗い流すか指で取り除く
- 大量発生したら木酢液の希釈液を葉裏に吹きかけるのが効果的
- 農薬を使うとテントウムシも死んでしまうので注意
これからやること:土寄せと追肥
じゃがいもはこれから、土寄せと追肥が大事な時期になる。

土寄せ
株の根元に土を盛り上げる作業だ。これをやると、地表近くに伸びてくる芋が日光に当たるのを防げる。じゃがいもは光に当たると緑化してソラニンという有害成分が増えてしまうので、土寄せは必須の作業になる。葉が茂ってくる前に1〜2回やっておくのが目安だ。
追肥のタイミング
じゃがいもの追肥は、植え付けから1ヶ月前後が目安とされている。ただし肥料のやりすぎは禁物で、特に窒素が多すぎると葉ばかり茂って芋が大きくならない「つるぼけ」という状態になる。米ぬか堆肥を元肥に使った場合は追肥を控えめにするのがポイントで、今年もそのつもりでいる。
病害虫チェックの習慣
アブラムシのほか、じゃがいもには疫病という病気もよく出る。葉に黒ずんだ斑点が出てきたら疫病のサインで、進行が早いので早めの対処が大切だ。週に一度は葉の表裏をチェックする習慣をつけておくといい。
✅ 今後の管理まとめ
- 土寄せを1〜2回行い、芋の緑化を防ぐ
- 追肥は控えめに。窒素過多でつるぼけに注意
- 週1回、葉の表裏をチェックしてアブラムシ・疫病を早期発見
- テントウムシは益虫なので駆除しない
- 下葉の黄化は経過観察。上葉まで広がったら対処を検討
今日の畑作業は1時間ほどで終わったが、テントウムシを見つけたのが予想外に嬉しかった。呼んだわけでもないのに来てくれて、アブラムシを食べてくれている。なんとなく、一緒に畑をやっている感じがした。
去年は収穫だけに感動していたけれど、今年は育てる途中にも面白さが出てきた。慣れてきた、ということなのかもしれない。次は土寄せをしっかりやって、収穫まで持っていきたい。

